江戸切子 桜の飾り皿
桜の繊細で柔らかなイメージを表現するため通常はあまり使わない技法を用いた逸品。
本来、江戸切子は直線を組合せて紋様をカットするもので、曲線はカットすること自体が非常に困難。素材を持つ手に力を込めつつも、手首は柔らかく動かすという、職人の絶妙な力加減により曲線は実現した。
また、紋様の途中で道具を変えつつも継ぎ目のない1筋の線にすることで色の濃淡を表現。道具によって変わるカットの違いを長年の経験を頼りに1筋の線にするのである。道具の特性をも知り尽くした職人の技と経験を美しいグラデーションを通して感じていただきたい。
江戸切子 桜の酒器/器
桜の花をイメージした酒器、底面にも桜が隠された職人の遊び心溢れる逸品
器全体を使って一輪の桜を表現した。そのデザインから、まるで桜の花に注がれた酒を味わっているような不思議な感覚を楽むことができる。
菊つなぎ紋という江戸切子の中でも難しい紋様や曲線を使いつつも、底には桜のシルエットをカット。難しいカットをものともしない高度な技と職人の遊び心を同時に楽しむことができる逸品である。
江戸切子 桜の箸置き
ひらひらと舞う花びらをイメージした桜の箸置き。
ゴツゴツしたガラスの塊から丸みのある柔らかな花の形に仕上げるには、ガラスを少しずつ削り成形する必要がある。少しでも手元が狂うと思い通りの形にならない重圧の中、職人は手の感覚だけを頼りに作業を進めていく。
長い時間をかけてガラスを削り出される花びらのシルエット。派手さのないシンプルな見た目にも、職人の丹念な手仕事を感じられる作品
江戸切子 桜のアクセサリー
江戸切子を身にまといお出かけできる桜のアクセサリーは、初めての江戸切子にもおすすめ。
ガラスの塊を削り形を整えることで、桜のアクセサリーは作られる。美しい形に仕上げるには、ガラスを少しずつ削る必要があるため、シンプルな見た目に反して完成までには非常に時間がかる。手間暇かけて削り出したシルエットとクリスタルガラス素材の透明感を活かすシンプルなデザインは、初めての江戸切子にもおすすめしたい。