江戸切子 D004 飾り皿・桜(特大) 1個
TVでも紹介された瀧澤利夫の代表作、
桜の飾り皿が特大の工芸品として誕生
クリスタルガラス素材
菊つなぎのカット
桜のデザインなど
細部に至るまで職人技の粋を集め
贅を尽くした最高峰の江戸切子だ
極めて重要な贈答や
代々受け継がれる家宝にもおすすめしたい
日本各地には大小様々なガラス工房がある。
その多くがソーダ硝子を扱う工房で、クリスタル硝子は扱いが難しく素材を製作できる工房は限られる。
また型を使わない宙吹き製法で、質の高い江戸切子素材を製作できる工房は数える程しかなく
桜皿に使われる大型素材も瀧澤利夫が信頼するただ1人の硝子職人に依頼している状況である。
他では手に入らない貴重な素材と瀧澤利夫の技が融合し、桜の江戸切子は美しく咲き誇るのである
宙吹き
型を使わない為、様々なサイズ、形状を制作できるが、職人の感覚だけに頼る難しい製法で主に一点物などの素材制作に用いられる。
対して型を用いる型吹きは、形状、サイズが型に依存するが、一度に大量の素材を製作するのに向いている
吹き硝子職人
ガラスの本場、デンマークで技術を学び帰国後、工房を開設。独創的な作品はニューヨークの美術館をはじめ、展覧会、アート展にも度々登場、作家として国内外で活躍している。
業界内の評判も高く、多くの江戸切子職人が個展やコンテスト用素材を依頼する。プロも認める一流の技で、江戸切子を影で支える職人
ロックグラスやぐい呑み、大きさでいうとだいたい手に収まるものは、カットするとき手首の柔らかさが重要になるが大型の作品では手首の柔らかさに加え、重量のある素材を支える、力も必要。
柔と剛の2つ技を絶妙に使い分け、直径30cm、2kgを超える素材に緻密な紋様をカットするのである。
制作時に体へかかる負担も大きく作品が仕上がる頃には腕の筋肉痛、腱鞘炎が起こるほど。
まさに身を削って完成させた渾身の逸品だ。
瀧澤利夫が所有する道具の数は業界随一の多さ。
それは若い頃の仕事に関係する。
当時、高いデザイン性で定評があったあるメーカーの仕事を請け負っていた。
デザイン性が高いメーカーの要望に応えるために、様々な道具が必要で依頼がある度に少しずつ道具を増やしたのである。
一つ一つが高価な工業用ダイヤモンド製の道具、しかもあまり使われない規格外サイズはさらに高価。
通常であればコストがかかり過ぎ手を出せない道具も、メーカーの仕事をしていた特殊な事情で多くの道具を持つ機会に恵まれ、道具の特性を知り自在に扱うための経験も積むことができた。
太いカットはより太く、細いカットはより細く、
今では、これだけの数の道具を使える職人もいなくなり15種類の道具を使った江戸切子を目にすること自体が稀。
様々な道具を巧みに操り、カットの緩急によって繊細さと力強さが強調された作品は職人人生の中で経験した偶然が重なり完成したのである。
商品詳細 (色・サイズ)
※作品の素材、カットは全て手作りのため、同じ作品であっても大きさ、色、形が商品によって微妙に異なります。あらかじめご了承ください。
商品詳細
最大径 | 30 (cm) |
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高さ | 8 (cm) |
重量 | 2300 (g) |
素材 | クリスタルガラス |
伝統工芸士 | 瀧澤利夫 |