ぐい呑みのような小さな器の場合カットが細かくなる上、
表面が微妙なカーブを描いておりきれいにカットするのは
非常に高度な技術を要する。
そのため、江戸切子のぐい呑みを良く見ると
カットが少ないものが非常に多い。
それほど、職人泣かせの器なのだ。
そのぐい呑みに伝統紋様の中でも難しいとされる
菊つなぎと八角籠目を同時にカットした。
さらに、八角籠目の上から玉をカットする
高度な紋様をデザインのためには脇役にしてしまうという
なんとも贅沢な江戸切子。
常識外れの荒業をやってのける高い技術力と感性は業界でも
ずば抜けたものがある。
美しい輝きを目で楽しむ
細かいカットから生まれる繊細な輝きと、力強いカットから生まれるキラっとした輝き、カットによって変化する輝きの違いをご堪能ください。
カットの表面を触って楽しむ
ガラスにくまなく施された大小のカット。太さや角度の違いによって生まれる手触りの違いも、お楽しみいただけます。
■ WaSaBi vol.34 2008 Summer
※作品の素材、カットは全て手作りのため、同じ作品であっても大きさ、色、形が商品によって微妙に異なります。あらかじめご了承ください。
商品詳細
最大径 | 6.5 (cm) |
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高さ | 4.7 (cm) |
重量 | 66 (g) |
素材 | クリスタルガラス |
伝統工芸士 | 瀧澤利夫 |