江戸切子 K004 花瓶・縦縞 1個

派手さはない分、作品の素朴さが手作りの温かみを感じさせる伝統工芸品

江戸切子の伝統的な瑠璃の素材に2種類の線を、底には底菊をシンプルにカットした作品。
素朴なデザインが江戸時代に加賀屋久兵衛によって初めて作られた
初期の江戸切子を思わせる懐かしい作品である。
この作品は表現力が素晴らしい。たった2種類の線にだけで江戸切子の魅力を表現している。
細い線によって繊細な煌めきを、
太いかまぼこ型の線からは光の屈折で現れる、無数の縦縞が見える。
シンプルなカットに隠された、江戸切子の魅力こそがこの作品の特長である。
派手なカットを施した作品ではなく、江戸時代の懐かしさを感じさせる江戸切子。
加賀屋久兵衛の直系職人だから、表現できた懐かしさを是非味わってほしい。