この飾り皿に描かれるのは珍しい3つの籠目である。
伝統の八角籠目、六角籠目に加えて伝統紋様にはない四角籠目。
籠目に対する強い思い入れがこの作品を生み出した。
籠目はカットの細かさが作り上げる煌めきが美しい反面、
線が非常に細かくきれいにカットするには熟練の技術を要する。
瀧澤利夫も若い頃は上手にカットできず、散々苦労させられた紋様である。
国の伝統工芸士となった今は当時より技術力も格段に上がり、
美しい籠目をカットできる。
そんな今だからこそ誰も考えたことのない籠目をカットしたいと、
作り上げたのがこの作品である。
八角籠目の強い煌めき、
六角籠目が作りだす六芒星、
そこに四角籠目が加わることで優しい輝きを放っている。
伝統を忠実に守りつつ、新しいものを付け加えていく、
加賀屋久兵衛の直系後継者として瀧澤利夫には
江戸切子の進化させ続ける責任があるのだ。
美しい輝きを目で楽しむ
細かいカットから生まれる繊細な輝きと、力強いカットから生まれるキラっとした輝き、カットによって変化する輝きの違いをご堪能ください。
カットの表面を触って楽しむ
ガラスにくまなく施された大小のカット。太さや角度の違いによって生まれる手触りの違いも、お楽しみいただけます。
※作品の素材、カットは全て手作りのため、同じ作品であっても大きさ、色、形が商品によって微妙に異なります。あらかじめご了承ください。
商品詳細
最大径 | 24 (cm) |
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高さ | 3.6 (cm) |
素材 | クリスタルガラス |
伝統工芸士 | 瀧澤利夫 |