金の鈴が曲線の美しさなら、この作品は直線の魅力に迫る作品である。
僅かな職人だけが持つ特別な道具を用いてカットされた深い線、
均一に2本ずつ、格子状に仕上げることで多くの光を反射し
光をまとったような輝きを放つ。
深いカットを可能にした素材は手作りの中でも
最も制作が難しい、宙吹きガラスの工法を用いた。
この製法は職人の感覚によるところが大きく
2度とは同じ形の物は作れない程、貴重な素材である。
長年、瀧澤利夫の作品を支えてきたガラス職人と瀧澤利夫のお互いの信頼関係が
この素材を完成させた。
大胆な深い線の間では一つ一つ丹念に描かれた花模様が銀色の輝きを放つ。
花自体の美しさに加えて花のカットを通してみる紋様もこの作品の魅力だ。
蓋を閉めた状態で上方から中を除くと、花模様が万華鏡のように広がっている。
素朴なデザインに隠された様々な秘密、
この江戸切子には誰かに自慢できるだけの理由がある。
美しい輝きを目で楽しむ
細かいカットから生まれる繊細な輝きと、力強いカットから生まれるキラっとした輝き、カットによって変化する輝きの違いをご堪能ください。
カットの表面を触って楽しむ
ガラスにくまなく施された大小のカット。太さや角度の違いによって生まれる手触りの違いも、お楽しみいただけます。
※作品の素材、カットは全て手作りのため、同じ作品であっても大きさ、色、形が商品によって微妙に異なります。あらかじめご了承ください。
商品詳細
素材 | クリスタルガラス |
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伝統工芸士 | 瀧澤利夫 |